|
「アクロス・ザ・ユニバース」の後遺症」 |
|
|
|
昨年12月8日(ジョン・レノンの命日)、NPOこうちコミュニティシネマさんと映画「アクロス・ザ・ユニバース」を上映しました。ビートルズ倶楽部としては、映画上映は久しぶりで’90年に「イマジン」を上映した時の熱い嵐を想い出しました。
たくさんの方から感想を頂きましたが、やはり団塊世代の方の熱い思いが印象的でした。団塊世代はこの映画の背景にある’60年代〜を、リアルタイムに駆け抜けてきたものですから、その思い入れもひとしおだったと思います。
それにしても、この監督(ジュリー・テイモア:1952年生まれ)のアイデアは見事でした!ラブ・ソングから政治的メッセージが込められた歌まで、厳選されたナンバーを監督自身が感じたイメージで織り上げ、それを俳優(歌がみんな旨い)が見事に演じていました。本当に何回観ても飽きません。(この拙文を書くために、11回目を観てしまいました。)
特に、初期のラブ・ソング(all my loving/hold me tight/if I fell)なんかは当時好きだった女の娘を想い出し、涙腺を止めるのに苦労しました。ジョンさんは「本当に良い歌は、メロディーがなくても歌詞だけでその価値を見出せる歌であり、それに該当する曲こそが、アクロス・ザ・ユニバースである。」と言っています。
勿論、「アクロス・ザ・ユニバース」の歌詞も素晴らしいのですが、ビートルズの歌からは“人生の愛や喜び悲しみ、”が自然に伝わってきます。みなさんが共感し、勇気を貰えるのはそんなところじゃないでしょうか!?
この映画の後遺症がまだまだ続いています。ビートルズ映画の中では、かなり印象に残る映画の一つでした。
ただ残念なことに、「All You Need is love」の訳詞はまったく逆のネガティブな意味になっていました!!<東北新社殿>
例えば、There’s nothing you can do that can’t be done 映画では、“できないことは、できないし”と訳す。正しくは、“あなたがやろうとして、できないことは何もない”All
You Need is love 映画では“愛こそすべて”と訳す。正しくは、「それを実現するために、あなたに必要なものは愛」です!
|
|
|
|
|
|
|
|
|
2010.10 あれから10年 |
ロンドン・リバプール・・・ |
|
|
更新日:2010.3.22

|